今回は、京都府八幡市の前市長が辞職したのに伴い、市長選が行われました。
選挙の結果、自民党・立憲民主党・公明党が推薦した元京都市職員・川田翔子(かわた しょうこ)氏が初当選しました。
川田氏は全国の女性市長の中で最年少ということです。
今回は、川田氏の学歴および経歴を調査したいと思います。
川田翔子の学歴は?
川田市長は、1990年8月30日に奈良県奈良市で生まれました。
川田さんは中高一貫校である大阪桐蔭中学校・高等学校に通い、その後は、一浪して京都大学経済学部・経済経営学科に進学しました。
大阪桐蔭中学校の偏差値は、45-56で大阪府内では229校中15位に入ります。
大阪桐蔭高等学校の偏差値は、52-70で大阪府内の私立高校では340校中10位、大阪府内の高校546件中18位、全国の高校9,798件中168位に入ります。
京都大学は日本の最難関国立大学の一つで、世界大学ランキングでは1497大学中46位に入ります。
川田翔子の経歴は?
川田市長は、2015年に京都大学を卒業後、京都市役所に入庁しました。伏見区役所 深草支所の福祉生活福祉課に所属して、ケースワーカーとして日々、担当区域の方々の家を自転車で回り生活相談や支援を行いました。
2017年には、行政政局資産活用推進室の学校跡地活用担当に配属され、民間事業者とともに小学校の跡地のリノベーションや複合施設化を行いました。
2020年には、文化市民局消費者生活総合センターに配属され、消費生活相談センターで、消費者トラブルや製品安全に関わる市民への啓発などを行うほか、SDGsや持続可能な消費生活の「衛士刈る消費」の広報を民間と連携して実施しました。
2022年に、京都市役所を退職し、参議院議員・自由民主党所属の山東昭子氏の私設秘書を務めました。
2023年9月には、堀口 文昭(ほりぐち ふみあき)八幡前市長の辞任に伴い、京都府八幡市の市長選が開催されました。その市長選に立候補し、11月12日・川田氏が約2,000票の差で尾形氏を破り女性市長として全国最年少で当選しました。
【当選御礼】
— 川田しょうこ (@shoko_kawata) November 14, 2023
八幡市民の皆様10,516票のご信託を頂きまして、
八幡市長として当選をさせていただくことが出来ました。
多大なるご支援を賜りまして、
誠に、誠にありがとうございました。
深く感謝申し上げます。
昨日と今日は、選挙前から続けてきた朝の駅立ちにて皆様にご挨拶を行っていました。… pic.twitter.com/OLNnmCaLzD
川田翔子の公約・政治家になったきっかけは?
川田市長が政治家を志したきっかけは、障害を持った弟のために苦労していた両親の姿を見て、行政の行き届かない支援に疑問を持ったことだそうです。それがきっかけで政治家を志したそうです。
川田市長の公約は以下の通りです。
- 前市長の政策を継承
- 18歳までの子どもの医療費無償化
- 小中学校の給食費無償化
- 安心して子育てができる支援・相談体制を充実
- スマートウェルネス・健康づくり習慣の促進
- 女性が活躍しやすい社会づくり
- 移動しやすい公共交通の充実
- 歩いて楽しいまちづくり
- 防災安心安全のまちづくり
- 障害がある方も生き生き活躍できるまちづくり
- 産業振興ゾーンへの企業誘致の促進
- 都市圏近郊を活かした地産地消農業の促進
- 八幡市の玄関口である京阪電車:石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)駅前の再開発
- 新名神高速道路のインパクトを活用
- 地元商店街の活性化
- ふるさと納税の強化
- 市有財産(学校跡地)の民間活用を推進
- 行政誘致を促進し、新たな雇用の創出
川田市長は国や京都府と連携し、給食費や医療費の無償化、支援・相談体制の充実など子育て世代への負担を軽減したり、公共交通機関の充実化や防災安心安全のまちづくりなどで全ての世代が暮らしやすいまちづくりを公約に掲げられています。
そのうえで、企業誘致や駅周辺の再開発、地元商店街の活性化、新たな雇用の創出など活力と魅力があふれるまちづくりと、財源確保も公約に掲げられました。
【まちかど座談会】
— 川田しょうこ (@shoko_kawata) October 3, 2023
鷹野市議主催の座談会にお招きいただき、かなりざっくばらんに、意見交換をさせていただきました。
障害者雇用福祉のこと、農業のこと、八幡市の良いとこ、残された課題、示すべきビジョンについて。
車座になって話すからこそ、素直な意見をドンドンいただけます。… pic.twitter.com/0NrVRsSg60
京都府八幡市はどんなところ?
京都府八幡市(やわたし)は、人口約7万人の町で、京都府南部に位置します。
京都府京都市や、京田辺市、城陽市、大阪府枚方市、島本町が隣接しています。
農業は、タケノコや梨の生産が盛んであり、工業は金属加工が代表的です。
商業は、老舗の和菓子屋が多く、「やわた走井餅」、「志ばん宗ういろ」、「源氏巻」などが名物です。
学校は市内に高等学校が1校・中学校が4校・小学校が8校・特別支援学校が1校あります。
鉄道は、京阪電車:石清水八幡宮駅が最寄駅で、市内には京阪電車以外の路線は通っていません。
路線バスは、京阪バスが主に運行しているほか、一部地域にはコミニュティバスが運行されています。
高速道路は、新名神高速道路の八幡京田辺ICや、京滋バイパスの久御山淀IC、第二京阪道路の八幡東ICが最寄りとなっています。
市内の観光スポットには、石清水八幡宮や、淀川河川公園、松花堂などがあります。
まとめ
今回は、京都府八幡市で史上最年少で当選した川田翔子市長の学歴および経歴を調査しました。
川田市長は、大阪桐蔭中学校・高等学校、京都大学経済学部・経済経営学科を卒業後「京都市役所」に入庁し、ケースワーカーとして生活相談や支援を行うほか、参議院議員・山東氏の秘書を務めたりと様々な経験をしてこられました。
その後、子育て世帯への負担軽減・全ての世代が暮らしやすいまちづくりなどの公約が市民に支持され、史上最年少で市長選挙に当選しました。
今後の川田市長の活躍を期待したいです。