昨年11月、大阪府堺市中区の集合住宅で生活保護を受給中の男性(当時63)が
暴行され死亡してしまうという事件がありました。
なんと、この事件には区役所の職員が複数人関わっていて、
その職員らも今年3月20日に書類送検されました。
今回はこの殺人事件の犯人や区役所職員の関係について見ていきます!
事件概要
この事件では、男性に暴行を加えて死亡させたとして隣人の楠本大樹被告(33)が傷害致死などの罪で起訴されたほか、楠本被告に生活保護費を不正支給した疑いで中区役所職員4人も書類送検された。市は大学教授らで構成する検証委員会をつくり、職員らから聞き取り調査をしてきた。 報告書によると、男性と楠本被告が知り合ったのは昨年10月。同月にあった区役所での男性の面談に楠本被告が同席し、男性を拳で殴ったが、居合わせた職員は警察に通報せず、上司にも報告しなかった。男性への暴行はその後もあったが、職員は恐怖心から楠本被告の「言いなり」になっていたという。 楠本被告は「金を貸している」などとして男性の生活保護費を管理した。社会福祉協議会などが管理すべきだったが、「弁済金」として金の受け渡しを区役所が黙認したことで、被告側に男性の生活保護費の大半が渡る結果を助長したと指摘した。男性の親族の了解を得ず、男性の生命保険加入状況を楠本被告に明かすなどの問題対応もあったという。
出典:Yahoo!ニュース
昨年11月、大阪府堺市中区の集合住宅で生活保護受給者の男性・唐田健也さん(当時63)が暴行され、死亡した事件がありました。
犯人は、隣の部屋に住んでいた楠本大樹被告(33)です。
唐田健也さんと楠本大樹被告は昨年の10月に知り合ったそうで、
実際の唐田健也さんの弟である方のお話によると、
楠本大樹被告から『兄貴に11万7500円を貸している』『役所で会おうや』と誘われて
区役所に向かったそうです。
その際、『(死亡)保険があるからそれで返済しろ』とも言われていたといいます。
実際にお金の貸し借りはあったのだろうか、、
さらには区役所に向かう前にも、二人で近くの飲食店に訪れていました。
その時には楠本容疑者とのほかに、区役所の生活援護課の職員も同席していたとか。
普通じゃないですよね、怪しすぎる。
その飲食店の中で、唐田健也さんは楠本大樹被告に胸ぐらをつかまれるなど
暴行を受けていたそうですが、区役所の生活援護課の職員は黙認していたようですね。
この事件に対して、堺・中区の西川明尚区長は今年1月の会見で次のように説明しました。
「決して、暴行を見過ごしたり静観していたわけではない、“いざこざ” の一環
として認識していた。これは致し方ない部分がある。」
死亡事件につながってしまってるのに、いざこざでは
ないだろう。
とにかく普通じゃない。
そんな悪質な事件を起こしてしまった、楠本大樹被告や区役所職員との関係について見ていきましょう。
楠本大樹プロフィール
名前:楠本大樹(くすもと だいき)
年齢:33歳
職業:無職
住所:大阪府堺市中区
罪名:傷害致死
生い立ち
学歴は中卒で、
今は消されて今いましたが、Facebook上で真っ赤な特攻服を
着ている画像が上がっていたので、それなりのチンピラや暴走族だったのでしょう。
SNSや過去のニュースを調べてのまともな職歴を見つけることができず、
仕事には就かないで、唐田健也さんに“寄生”している状態だったのかもしれませんね。
お金までもらって暴力までするなんて、、
楠本大樹被告と区役所職員の関係性
楠本大樹被告と職員の関係性を調査していく中で、ある申請書が見つかりました。
それが“生活保護の受給者が運転免許の取得費用を支給してもらうために区に提出する書類”でした。
なんと、驚くことにその書類のほとんどが空欄だったといいます。
この時には、すでに何か関係があったんじゃないか?
調べていくと、
区役所の職員は「恐怖心から楠本大樹被告のいいなりになってしまっていた」といいます。
楠本被告は「金を貸している」などとして男性の生活保護費を管理していたそうで
唐田健也さんの生命保険加入状況を楠本被告に明かすなどの問題対応もあったそうです。
新たに提出された報告書では、
「二人の担当するケースワーカーの場当たり的な対応であって、非組織的だった」
とされました。
ケースワーカーの実態
なぜ、今回職員は楠本大樹被告の“言いなり”になるしかなかったのか?
あるケースワーカーの話によると
「先入観を排除して支援しないといけないという気持ちはある。例えば、元暴力団という歴をみると身構えないというのは嘘になってしまうが最悪の状況が重なって、組織としても担当ケースワーカーの相談を聞いてくれないとか、体制が整ってないと自分で何とかするしかないと思って、暴力的な人の対応は自分がいうこと聞いたほうが楽というか従ってしまうのはあったのではないかなと思う」
と言っていました。
もしかしたら、堺市の組織としての態勢が不十分だったかもしれない。
現在のケースワーカーの課題
今、国内で全体的にケースワーカーの課題として挙げられているのが
“人員不足“
です
今、法律でケースワーカー1人が受け持つことのできる世帯数の標準が80と定められていますが
多くの市町村で、標準値を上回っているのです。
近年のコロナ禍などによって全国的に必要な支援がひっ迫してしまったのかも
ケースワーカーに危険が及んだ話を聞いたところ、
どう喝・恐喝などで長時間拘束された
突然包丁を持って切りつけられた
酔っ払った受給者が職員を殴打した
との声がありました。
ケースワーカーも担当する世帯との距離感が近くなってしまう為、
より身近に危険を感じてしまうこともあるのでしょう。
世間の声
容疑者の楠本大樹、手の甲まで全身刺青の糞野郎が生活保護?
— 勝て勝てカープ (@kiyoshi0310) March 20, 2023
区は事務所に警察官を常駐させる必要があったのでは。
あまりにも異常さを感じさせる事件だったよね。 異常な加害者であり、被害者との関係も異常だった。 普通の精神を持ってる人間なら関わり合いを持ちたくないだろうし、だから見て見ぬふりをしちゃった職員の気持ちはわかる気がする……わかる気はするが、そこは職務としても市民としても報告や通報は必要だったんだろう。 システムづくりをして、似たようなケースは躊躇なくスムーズに報告/通報されるようにしてほしい。
市民からのパワハラ受けてんだよね。面倒っつーか、なにも考えたくない鬱状態。強面や元デカ含めた5人くらいでスクラム対処しないといけないやつなんだよ。長時間居座る系にはさくさく警備が追い出すか、警察にバンバン連絡した方がいい。 保護課ってほんと大変そう。元ヤクザやらチンピラやクレーマーやらがいるし。もっと人数増やして対応しなきゃいけないと思う。怖いもん。
亡くなられた方はお気の毒だと思うけど、記事の内容より33歳で生活保護?て事の方が気になる。この制度、見直した方がいい
脅された恐怖は当事者にしか分からないでしょうし、お礼参りされたらと考えてしまう気持ちも分からなくもないです。ただ、老人が暴力を振るわれているのを完全に見て見ぬふりをしたのはどうかと。匿名で通報するとか、弁護士や第三者に相談するとか出来たはず。結局、自分可愛さに見殺しにしたのと同じですよ。