「電磁波攻撃を受けている」と一家殺害で河野智被告に無期懲役,裁判で反省の態度はなし!?

12月18日、河野智被告が無期懲役を言い渡されました。

河野智被告は、2021年に同僚とその両親の3人を殺害したとして罪に問われていました。
この事件は「電磁波攻撃を受けている」という河野智被告の被害妄想から3人も殺害したという衝撃的なものだったので、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

また、この事件の裁判での河野智被告は、反省の態度がないような様子で驚きの発言もありました。

今回は、この事件についてまとめてみました。

事件の基礎情報

事件の基礎情報

事件は、2021年10月13日に愛媛県新居浜市で発生しました。

新居浜市は、別子銅山で栄えた工業都市で、愛媛の東部の中心的な市です。

当時、住所不定・無職の河野智被告は、同僚だった岩田健一さん(当時51歳)とその両親の友義さん(当時80歳)、アイ子さん(当時80歳)の3人を刃物で複数回刺し、殺害しました。

事件が発覚したのは、アイ子さんからの「男ともめている」という警察への通報です。
警察がかけつけたところ、アイ子さんと健一さんが室内で、友義さんが玄関先で血を流して倒れているところが発見されました。
3人は死亡し、死因は失血死でした。
河野智被告は、現場で血の付いたナイフをもっており、現行犯逮捕されました。

殺害の動機は被告の被害妄想

引用元:読売新聞オンライン

この事件に至った動機は衝撃的だったので、覚えている人も多いのではないでしょうか?

警察の取り調べで、河野智被告は健一さん、友義さんから「電磁波攻撃を受けている」という被害妄想から、このような犯行に及んだことが分かりました。

事件の前、少なくとも2回は河野智被告は岩田さんの自宅におしかけ、電磁波攻撃をやめるように言っていたといいます。
被害者の岩田さんはこのことについて警察に相談していたそうです。

また、河野智被告も事件の前に、健一さん、友義さんから「電磁波攻撃を受けている」、「組織に狙われている」と警察に訴えていたようです。

河野智被告はどんな人物だった?

河野智被告は、地元の高津小学校、東中学校を卒業しています。
学生時代は、キレやすい性格だったといいます。
教師に注意をされたときに、言い返すといいようなこともあったそうです。

中学卒業後、高校に進学したかどうかは分かりませんでしたが、市内外の鉄工所などで働いていたことは分かっています。
その同僚によると、あまり人とかかわらないタイプだったそうです。

しかし、以前は完全に孤立していたというわけでもなかったようです。
中学の同級生と、中学卒業後にバイクの免許を一緒にとり、出かけることもあったそうです。
しかし、その後はその友人とは交流がなくなってしまいました。

また、結婚もしていたそうですが、数年で離婚しています。

河野智被告の様子に異変があったのは、事件発生の3年前。
知人によると「自分を悪く言う人がいないか」と何度も電話をかけてくるようになったそうです。

また、事件当時、河野智被告は車中生活を送っていました。
国領川の橋の下で車中生活する様子を河野容疑者が目撃されていました。
河野智被告の友人によると、その様子は以前と変わり果てており、声も掛けられない様子だったといいます。

驚きの裁判での被告の発言!

弁護人は、心神喪失による無罪を主張しました。
裁判で弁護側は、河野智被告は妄想型の統合失調症だと診断されたと主張していました。
統合失調症は、情報や刺激に対して脳が対応できず考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患です。
妄想型では、幻覚や妄想が症状としてあらわれ、怒りっぽくなったり、恐怖を感じやすくなったりするといいます。

一方で検察側は、精神障害についても考慮した上で無期懲役を求刑しました。

判決では、「精神障害の影響を踏まえても厳しく非難されるべきだ」とし、無期懲役が言い渡されました。

この裁判での河野智被告の発言を見ていきましょう。

河野智被告は、妄想型統合失調症という精神鑑定は誤診だと主張しました。
「妄想で頭がおかしいといわれて無期懲役になるのではなく、責任能力があると診断され死刑になっても悔いはない」と述べました。

河野智被告は、同僚だった健一さんを見て、「確実にこいつだけは」と思い殺害したそうです。
一家三人を殺したのは「1人だけ生き残っても生き地獄だと考えた」と発言していました。

検察官から遺族への謝罪の気持ちはないのかといった質問に対し、「私は今でも被害者だと思っている。死刑となってでも(謝罪)を拒否する」と答えました。

まとめ

2021年10月に愛媛県新居浜市で起こった一家殺害事件の裁判で、河野智被告に無期懲役が言い渡されました。

この事件は、河野智被告が被害者から電磁波攻撃を受けているという被害妄想が発端です。

裁判では、河野智被告の発言が目立ちました。

判決では精神障害の影響を踏まえても厳しく非難されるべきとし、無期懲役が言い渡されました。

裁判での河野智被告の発言をみても精神障害があることが伺えますが、自分の行動を反省してほしいですね。

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