奈良・鹿の保護施設の虐待疑惑!餌が不足している?獣医が内部通報!

奈良公園の鹿を保護する愛護団体について、「えさを与えない」などの虐待が行われていると、内部通報が奈良市に寄せられた。

この通報を受けて、奈良県と奈良市は共同で10月3日、内部調査を行った。

奈良公園の鹿は、国の特別天然記念物。しかし、人が飼育しているわけでなく、野生動物でもある。

鹿保護施設の獣医、虐待を通報

事件の概要

10月3日、奈良の鹿愛護会の内部通報を受けて、保健所の職員が、内部調査を行った。

通報を行ったのは、奈良の鹿愛護会の丸子理恵獣医師。
「明らかにえさが足りない。飼育環境も劣悪で、知らない振りができなかった」

愛護会側は虐待を否定。
「えさも十分に与えている」と語った。

調査があったのは、保護施設の「特別柵」といわれる場所。この場所は、奈良公園から離れた場所で保護された鹿や、農家の畑を荒らした鹿を収容している。

奈良県と奈良市は、これから職員の聞き込みや施設内の写真や動画の撮影を行い、また、外部から鹿の専門家も呼んで調査を行うという。

通報者と愛護会の食い違う証言

通報した丸子獣医によると

「何年も前から『えさを増やしてほしい』とか、質をよくしてほしいとか、全然聞き入れてもらえなかった。これは話し合いで、内部で解決できないんだなと奈良県と奈良市と文化庁に通報しました」

(中略)「非常に体格も良く、問題なかったが、(治療の)数ヵ月後に特別柵で死んでしまった。非常に痩せていて骨と皮みたいな状態で死んでいた」

引用元:Yahooニュース

しかし、愛護会、山崎伸幸事務局長は、疑惑を真っ向から否定。

「毎日えさをあげ、掃除をし、水をやり、しっかり日誌などにつけてやっているので、今回の言われるような問題は一切ありません。虐待は全くございません」

(中略)「特別収容柵に収容された時点で、気力をなくして何も食べないというケースが非常に多い。そういうことであって、当会がえさをあげていないとか虐待をして死んでいるわけではない」

引用元:Yahooニュース

どちらが本当のことを言っているのだろうか?

公平な調査結果が、はやく出てくればいいですね

奈良の人と鹿の関係

人と鹿の歴史

奈良といえば鹿だが、奈良の住民と鹿の関係はいつから始まったのだろうか。

広大な敷地を持つ奈良公園の一部は春日大社の境内でもあります。 その春日大社の祭神、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は鹿島神宮(茨城県)から神鹿に乗ってってやってきたと伝わるため、鹿は神の使いとして古くから手厚く保護されてきました。 現在も奈良の鹿は天然記念物として大切に保護されています。

引用元:奈良観光協会

神様の使いとして、狩猟対象となることもなく大切にされてきました。
また、今日でも交通事故の注意や人間の食べ物を与えないなどの、配慮を呼びかけられています。

また、最近では、奈良の鹿は独自の遺伝子を持つことがわかった。

世界遺産にも登録されている春日大社は768年創建とされている。奈良のシカが独自の系統として分岐した推定年であり、恐らく飛鳥時代だったと思われる時期とほぼ重なる。このため研究グループは、狩猟や開拓によって多くのシカ集団が消滅する中で、奈良のシカだけが春日大社の「神の使い」「神鹿(しんろく)」として春日大社周辺で人間の手によって手厚く保護され、その結果、他のシカ集団と交流がないまま独自の遺伝子型を持つ系統として維持されてきたとみている。

引用元:サイエンスポータル

人間と鹿の問題

人と鹿が共生してきた奈良。

とても人に慣れている鹿たちだが、様々なトラブルが報告されている。

①間違った餌やり
 …販売されている鹿せんべい以外の食べ物を与える(人用の食べ物、野菜など)
②ごみ問題
 …観光客が捨てたプラスチックやパンフレットを誤飲してしまう
③悪質ないたずら
 …”追いかける”、”じらす”、”鹿の背中に乗る”など
④観光客とのトラブル
 …かばんや水筒に引っかかてしまう、パンフレットなどの紙類を食べてしまうなど
⑤ペットの犬とのトラブル
 …鹿にとっては犬は警戒の対象。吠えられて道路に飛び出してしまうことも。

子どもを連れた雌に近づく、秋の繁殖期を迎えた雄に近づくのも危険です。

また、奈良県の農家が作った野菜を鹿が食べてしまうことも。

今後の注目

奈良の鹿は、古来より信仰の対象とされ、手厚く保護されてきた。

しかし、このことは鹿たちから見たら、何のことかわからない、自分に関係のないことなのかもしれない。

なぜなら、彼らは野生に生きる動物たちだからだ。

だから、農家の野菜を食べてしまって、柵の中に入っても人間の犯罪者のように反省しない。

しかし、だからと言って虐待をしてもいいとは言えないと思う。

今後の調査の行方を注意していきたい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人