球界に激震が走りました。
東北楽天ゴールデンイーグルスの複数の若手選手が、安楽智大投手（27）から
パワーハラスメントの被害を受けていると球団に訴えていることが24日に判明。
今シーズンのオフの契約更改交渉の席などで、安楽智大投手から日常的に「いじめを受けている」と告発があったとのことです。
今回はこの楽天内で起こった「パワハラ」について調べてみました。
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安楽智大プロフィール
名前：安楽智大（あんらく ともひろ）
生年月日：1996年11月4日 （現在27歳）
出身：愛知県松山市
身長・体重：186cm・87kg
プロ入り：2014年 ドラフト1位
年俸：3700万円（2023年）
２１年に自己最多の５８試合に登板。今季も５７試合で３勝（２敗）、防御率３・０４、１０ホールドと、楽天中継ぎ陣の主力として活躍してきた選手です。
いじめの被害
若手選手からの被害をまとめました。
訴え①
ロッカールームで
・倒立しろと命令された
・身動きがとれない状態で「ズボンとパンツを取られて下半身を露出させられた」
・「陰部に靴下をかぶせて」笑いものにされ、精神的な苦痛を受けた。
また同じ被害を受けた選手は別にもいる。と生々しく証言し、この場面を見たという複数の選手もいるようです。
気になるのが、その場に田中将大投手も居合わせていたという証言もあり「その状況を見て笑っていた」とのことで、これは後で問題になりそうです。
訴え②
安楽智大は他の選手を食事に誘うことが度々あり、その際、断る回数が多い選手に対しては態度を豹変させることがあったようです。
断った次の日はあいさつをしても無視されたり『予定があります』と言っているのに、断った日の夜中２時くらいに７、８回くらい電話がかかってきたこともあったそうです。
訴え③
『来月の予定を教えて』と言われ、１か月先の予定を確認される。その際、家族との予定が入っていると
『それ以外の日は全部空いているだろう』と、無理やり誘われる事が何度もある。
訴え④
指導の名目で「アホ」や「バカ」など罵声を浴びせられた。
食事などの誘いを断ったり電話に出ないと「だからお前はダメなんだ」などの言葉で人格否定を繰り返す。
「罰金」と称して金銭の支払いを強要することもあったようで、このような内容を送ったLINEなどの記録も残されているみたいです。
訴え⑤
過去に在籍していた元選手によると、2021年２月の沖縄キャンプ中に頭部を平手で叩かれむち打ちのような状態になったと告白。精神的なショックも加わり、その後の練習に大きな支障をきたしたとのこと。「トレーナーさんに相談したくても（逆恨みが怖くて）言えなかった」と暴力を受けたことを明かしています。
球団の対応
森井誠之球団社長は、
・大前提としてハラスメントというのはどんなことがあっても許してはいけない。
・これは間違いない。
・私の耳にも入ってきている状況。そこは全く聞いていないということはありません。
と選手から訴えがあった事実を認め、「しっかりと調査するのが次のステージです」と迅速に対応する姿勢を示した。
楽天グループにはサステナビリティ部があり人権問題にも力を入れてます。今回の様な「いじめ問題」では宝塚歌劇団のように多くの人が納得できない結果にならぬ様、真剣に取り組んでくれることを願います。
今回の件では、すでに訴えを起こしている選手と退団している元選手を含めると、安楽智大からのパワーハラスメントを受けたと主張する選手は１０人以上にのぼるという情報もあります。
２５日には安楽智大の契約更改交渉が仙台市内で予定されていて、今後の動向に注目が集まることでしょう。
過去のいじめ問題
大久保博
西武ライオンズ
2010年7月に当時、「デーブ大久保」で人気だった、大久保博元2軍打撃コーチが、菊池雄星に対して暴力行為があったとして解雇されています。
2011年1月に、大久保博は契約解除の無効を求め西武を提訴したが、その後、2012年から楽天コーチに就任することが決まり、訴訟の継続を断念した。
中田翔
日本ハムファイターズ
2021年8月に中田翔がチームメートへの暴力行為を行ったとして、1、2軍全試合の出場停止処分を受けました。
ウオーミングアップ終了後、中田翔と、被害を受けた選手がベンチ裏で話していたところ、中田翔が突発的に腹を立てて、手を出したということです。偶然居合わせた選手がそれを止めて、その場は収まりましたが、被害に遭った選手から申し出があり、判明したみたいですね。
中田翔はその後、無償トレードで巨人に移籍しました。
世間の声
いいですか、落ち着いて聞いてください。
— 顔ノガレデカ美 (@AhfMrpgmm) November 24, 2023
信じられないかもしれませんが、楽天ファンが眠っている間に安楽智大さんはパワハラ問題を起こし、読売ジャイアンツに収容されることになりました。 pic.twitter.com/E6giUb94nA
子供達にも夢を与える野球選手がこの様なパワハラ行為は残念です。告発した選手達も自分達の立場が悪くなるのではと不安もあったでしょうし、勇気がいったと思います。無駄にする様な事はあってはなりません。 また、パワハラと一言で片付けずに平手打ちなど暴行・傷害罪、アホバカと大勢の前で言うのは侮辱罪、立場を利用しての金銭の要求は恐喝・脅迫など犯罪行為に当たる可能性もあり、もし犯罪である場合は被害届を出して対応するべきです。指導や慣わしなどで片付けてはダメな問題です。
中田の次は安楽か。 事実なら最悪だよ。 好きな野球するにしてもそこは一社会人なんだから選手同志尊重しあってこそのプロ野球でしょう。 一般社会でもハラスメントはあってはならない。 やられた方は大きな心の傷を残す。 球団側も認識してるようだししっかり調べて適切な判断をすべき。
これは一発アウトにしないと球団というか球界全体の信用を失う可能性がある。 野球さえ出来れば〜とかそんな時代じゃないよ。 やっぱ素行調査は重要だな。 高校時代に何かあったやつは社会出ても絶対に何かやるから。 楽天イーグルスの英断を待ちます。
これが事実なら、相当やばいと思います。こうしたパワハラの話は大学の部活などでは時々出てきますが、この時代のプロ球団でもこういうことが起こるとは… 中田選手の時は、中田選手の行為自体は勿論良くないですが、被害を受けた選手は大事になることを望んでいなかったという報道もありました。しかし、今回は10人以上の選手からパワハラの訴えがあったということで、安樂選手を擁護するのは難しくなってしまいます。中田選手ですら無償トレードという形でチームを去ることを強いられましたから、事実ならば安樂選手には相当厳しい処分が課されるかもしれません。
